ラオス人民共和国(以下、「ラ国」)では、計画投資省が公共投資事業の運営監理全般に責任と権限を有する機関として位置づけられている。同省は国会で承認される公共投資事業に係る審査を行い、各分野における事業の妥当性について検証するとともに、定期的なモニタリング・評価を実施し、その結果を国会で報告するよう求められている。しかし同省及びその出先機関にあたる県計画投資局や郡の計画投資事務所の事業管理能力が不足しており、JICAは当該プロジェクトを通じて、ラオス国政府主導の公共投資事業が適切に審査、モニタリング、評価されることを目標に実施されている。当社は、同プロジェクトの中間レビューに際し、評価分析を担当するコンサルタントを派遣し、既存PDM及びPOに基づいて、プロジェクトの投入実績、活動実績、成果及びプロジェクト目標の達成状況を把握・分析するとともに、レビュー結果を合同評価報告書及び中間レビュー調査報告書に取りまとめた。